妻の友人に、とても豊かな暮らしをされている方がいる。
以前ご自宅にお邪魔したことがあるが、その応接室は私の想像を超えるような空間だった。正直、別世界のように感じた。
以前、職場が一緒だったそうで、すごく良くしてもらっている。
たまに和人の家具も買ってくれて、経営のアドバイスもしてくれるありがたい方。
その人が言うには値段が安すぎる。
普通の人からしたら、99,000円って高いけれど、作りを見れば苦労して作っているのが分かるし、お店のテナント代や人件費を引いたら、儲からないよって。
そしてアンティークコインというのを見せてもらった。
コイン自体の価値はそんなにない。だけれど誰が所有していたか、希少性などで価値が爆上がりし、お金持ちが喜んで買うそうだ。
コレクター同士で希少なコインの話になるそうだ。
和人の商品もそれに近い。趣味のモノだと。
趣味のモノはお金になる。
そして高く売るには歴史が必要だ。
たとえばどこどこの代々伝わる家で大切にされていたもので、デザインも変わっているし、もう出回ることはない。そんな付加価値を付けることで、高く売ることが出来ると。
なるほどなーと思った。
正直今は和人の経営が大変だ。
安くすると、工場がパンクしてその割に儲からない。だけれど全部高くする勇気もない。
和人の未来は暗いと思っていた。
けれど今日、お話を聞いて少し考え方が変わった。
安く売ることだけが正解ではない。
本当に価値の分かる人に届ける。
そんな商売の形もあるのかもしれない。
少しだけ和人の未来が明るく見えた一日だった。
和人のことを気にかけて、いつも色々な話をしてくださる。
今日も勉強になる一日だった。